2011年09月30日

【9/29Asahi.com】食品放射線基準見直し 子に配慮、より厳しく 首相意向

9/29Asahi.comより

食品放射線基準見直し 子に配慮、より厳しく 首相意向

野田佳彦首相は29日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原発事故への対応について
「国民の健康、特に食べ物の安全の確保を最優先にする。とりわけ子どもの健康には留意する」と述べ、
政府で検討している食品ごとの放射性物質の基準値の見直しをめぐり、子どもに配慮してより厳しい基準を
設ける必要性を強調した。
 民主党の風間直樹氏への答弁。首相は「食品の安全性をさらに確保するために、いまの暫定規制値(基準値)
に代わる新たな規制値をしっかり設定することが大事だ」と述べた。
 放射性物質の基準値をめぐっては、政府の食品安全委員会が「生涯累積100ミリシーベルト」という
案を示している。厚生労働省は今後の同委の答申を受け、食品ごとの基準値見直しの具体的検討に入る。
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2011年09月29日

区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会 ー「避難の権利」確立へー ご意見募集中です!

区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会 
   〜「避難の権利」確立へ〜

※原子力損害賠償紛争審査会および東電宛のご意見募集中!!
  10月3日のこの集会で提出します。ぜひお寄せください。
   https://pro.form-mailer.jp/fms/d1e9a64c22337


「線量が高い。家の中で1μSv/時を越えます。そんな環境に子供を住まわせていいのかと不安です」
「なぜ毎日毎日被曝しなければいけないのでしょうか?」
「原発事故さえなければ、故郷を離れることもなかった」 ―――

現在、区域外避難(「自主的」避難)についての賠償範囲の指針作りが、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。しかし、これまでの議論を見る限り、4月22日以降、汚染の広がりにより不安を感じて避難を決断した方々に対する賠償や補償は、盛り込まれないおそれが高まっています。

現在、区域外避難(「自主的」避難)に関する賠償問題が、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。しかし、このままでは、4月22日以降、汚染の広がりにより不安を感じて避難を決断した方々に対しては、政府がすでに「年20ミリシーベルト」を基準とした避難区域を設定していることから、賠償されない可能性もでてきています。

福島では避難区域の外にも、一般人の立ち入りが禁止され、厳重に管理されている放射線管理区域(年5.2ミリシーベルト、毎時0.6マイクロシーベルト)以上の環境が広がっています。そんな環境に不安を感じて、避難を決断したとしてもそれは、自分や自分の家族を守るごく当たり前の行動ではないでしょうか。

このたび、区域外からの避難(「自主的」避難)を決断された方々、またこれから避難される方々のご参加を得て、「避難の権利」確立に向けた院内集会を開催します。


日 時 10月3日(月)13:00〜15:00  ※12:30から通行証を配布します
会 場 参議院議員会館講堂 (東京都千代田区永田町1-7-1)
内 容

・「自主的避難」と賠償問題〜論点整理
・最近の情勢〜原子力損害賠償紛争審査会の報告、福島の最前線から
・自主的避難者、避難希望者の方々のアピール
(各地に避難している方々から現状報告を頂きます)
・法律家からの見解 など

資料代 500円
申込み 申込みフォームよりお申込みください
https://pro.form-mailer.jp/fms/3560b5a622284

主 催 国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク

問合せ FoE Japan 満田(みつた)
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219 携帯:090-6142-1807


2011年09月26日

【重要】「区域外避」(自主避難)の賠償について

「4月23日以降の区域外避難(自主避難)が補償されない可能性」

福島県では避難区域に指定された地域以外は、
基本的に「区域外避難」すなわち「自主避難」として自らの負担で疎開が行われています。
現在、原子子力損害賠償審査会で、の賠償について議論されており、
このままでは、4月23日以降の「区域外避難」(自主避難)は、
全て補償がされないことになる可能性があります。
決定までのこの約二週間が非常に重要な時期にとってきます。
審議では社会的合意が判断材料とされるため、
次の審査委員会までに「区域外避」(自主避難)を補償するべき」という世論を盛り上げる必要があります。

そこで10月3日(月)13時〜15時@参議院議員会館1F講堂にて
院内集会の共催が決定足しました。
主催、FoE Japan
フクロウの会SAFLAN
子ども福島ネット
子ども全国ネット
・「自主的避難」と賠償問題〜論点整理 15分
・最近の情勢〜9月21日の原子力損害賠償紛争審査会の報告+大波・渡利問題15分
・自主的避難者、避難希望者の方々のアピール5人ほど×5分
・法律家からの見解(SAFLAN) 20分
・アクションの呼びかけ
・声明文の採択
を予定しています。終了後の記者会見も念頭に置いています。

ぜひ以下のことをもう一度考えてみてください。
普通に生活していた人々の上に病気になる可能性があるといわれるものが突如降ってきたこと。
福島の線量の高い地域の人には何も責任がないこと。
子どもは大人よりリスクが高いため、保護者は様々なものを失いながら
孤独の中「自主避難」を選択または検討せざる得ない状況であること。
ぜひ選択肢の一つとしてせめて「自主避難」が補償されるよう、
様々なところへ拡散、そして声をあげて頂けないでしょうか。

福島での「子ども健康相談会」を取材してきました

 福島市内に拠点を置く「市民放射能測定所(CRSM)」と「子供もたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」が9月23日、「子ども健康相談会」を福島市内で開催しました。6月、7月に続き、今回で4回目となる相談会には、40家族100名(うち、子ども60名)が訪れ、ボランティアで参加した医師ら13名に、健康や生活のアドバイスを受けていました。その様子を取材させていただきましたので、ご紹介します。

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■ ホールボディーカウンターの数値を医師に相談


「数値は思ったより低かったけど、今後子どもに影響が出るんじゃないかと思うと心配で……」
そう話してくれたのは、福島市内に住む斎藤香さん(仮名・31歳)。
3月の水素爆発後、香さんは水をもらうため、3歳の娘・理央ちゃんと、屋外で長時間並んでいたとのこと。
そのため、「内部被ばくさせてしまったのではないか」と、香さんは心配しているのです。この日も、3歳の娘・理央ちゃんと一緒に健康相談会を訪れていました。

 香さんが言う“数値”とは、ホールボディーカウンターの数値のこと。「市民放射能測定所(CRSM)」は今年8月、「未来の福島こども基金」と「DAYS放射能測定器支援基金」からホールボディーカウンターの寄贈を受け、今回の健康相談会から導入。ホールボディーカウンターでの検出数値も含めて、健康状態や生活の様子などまで医師とゆっくり相談できる体制を整えていました。

 ホールボディーカウンターでの計測は、内部被ばく量がすべて分かるものではありませんが、現時点で体内に残留しているセシウム137の量を計測することはでき、ある程度の目安にはなるそうです。

 幸いなことに、理央ちゃんのセシウム137の数値は、現段階では機械の検出限界である300ベクレルを下回っており、誤差値の範囲内でした。とはいえ、まったく安心というわけではないようです。

理央ちゃんを担当した医師は、「少量の内部被ばくについてのデータがないので、確かな答えはありません。これからも継続的に測定し、今後も検出されなければ心配ないでしょう。免疫力を上げるため、バランスの良い食事をとること、除染された地区で体をのびのび動かすことが大事です」と話してくれました。

 香さんは事故以来、理央ちゃんを外で遊ばせていないと言います。
「車で公園を通りかかると、『ママ、ブランコに乗りたい』って言われるんです。でも、『ごめんね、今は外で遊べないのよ」と説明しています」と、香さん。
 香さんは、もうひとりお子さんが欲しいそうですが、「現状がいつまで続くのか、もし生まれてくる子どもに影響が出たら」と思うと、踏み切れないでいます。
 今後のことを尋ねると、「できれば避難したいけど、仕事のことを考えると難しい。国から避難命令を出してほしいですね。それが一番の願いです」と話してくれました。

 もっとも痛々しかったのは、わずか3歳の理央ちゃんが、保育園から配られたというガラスバッチ(線量計)を、終始首からぶら下げていたこと。
 そのストラップには、「がんばろう福島」と書かれていました。私が、「理央ちゃん、そのガラスバッチ見せて」とお願いすると、理央ちゃんは、小さくかわいらしいその手で、ガラスバッチを私のほうに差し出してくれました。

DSC_0306.JPG

このガラスバッチは、自分では被ばく数値が確認できない仕組みになっているため、月に1回回収し、業者で線量がチェックされるとのこと。ガラスバッチの配布期間は2ヶ月間で、その後継続されるのかどうかは未定なのだそうです。


■ 心配なのは、今後の蓄積

 「市民放射能測定所」の発表によると、今回、ホールボディーカウンターを受けた100名のうち、機械の検出限界300ベクレルを超える数値が出た人はいなかったそうです。
「まずは一安心」と言いたいところですが、チェルノブイリの子どもたちを長年支援し、今回はボランティアで相談会に参加していた小児科医の黒部氏は、「心配なのは今後の蓄積だ。晩発性障害は5年後、10年後に起きる」と警鐘をならしています。

 また、「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」の代表・山田氏も、「もし今後、高い検出値が出たとしても、特に対処法がないのが現状」と打ち明けてくれました。
現段階では、放射能を体外へ排出するための科学的根拠が裏打ちされた方法がないため、「汚染地域から避難して、なるべく汚染されていない食べものを摂取するしか手立てはない」のだそうです。
 この日参加した医師の中には、「このまま黙って子どもたちが被ばくし続けるのを見ていられない。今こそ全国の医師たちが一致団結して、声をあげなければ」と、強い危機感を持って憤る人もいました。
 しかし、彼らのように行動を起こしている医師は、ほんの一握りにすぎません。なぜなら、放射線が人間に及ぼす影響の多くが、まだ解明されていないからです。
 とはいえ、チェルノブイリを超えるほどの規模にまで拡大した福島第一原発の事故。いくら臨床データが乏しいといえども、チェルノブイリの周辺国ベラルーシでは事故から25年経った現在、「健康な子どもがわずか2割しかいない」という現実があります。こうした事実から目を背けることなく、予防原則にもとづいて対処しなければ、子どもたちに被害が及ぶのは免れないでしょう。


「放射線市民測定所」と「子供たちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」では、今後も継続的に健康相談会を開き、子どもたちの様子を注意深く見守っていくそうです。


(取材・文 和田秀子)
<Moms to Save Children from radiationより転載 http://mscr.jp/
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【9/22東京新聞】北関東・東北のキノコやイノシシ 野生動植物 セシウム汚染

9/22党強新聞 WEB から
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011092202000041.html

福島原発の事故後、各地で食品についての放射性物質検査が続く中、八月下旬から目立ってきたのが、キノコやイノシシ、シカなど野生動植物でセシウムが暫定規制値を超えたという報告だ。福島県だけでなく、宮城県や北関東にまで広がっている。消費者は注意深く対応する必要がある。 (白井康彦)
 キノコ採りのシーズンを迎えた今秋、福島県や北関東各県は、キノコについての検査や住民への注意喚起で忙しい。十五日には、政府が、福島県の東部と中部の全市町村、西部の猪苗代町の計四十三市町村で採れる野生キノコの出荷停止を同県に指示した。
 「福島県棚倉町のチチタケの検査結果がショックだった」と話すのは、北関東の行政担当者ら。茨城や栃木との県境に近い棚倉町で今月三日に採取された野生のチチタケが、一キロ当たり二万八〇〇〇ベクレルという高濃度の放射性セシウムを含有。政府が一般の食品について定めた放射性セシウムの暫定規制値一キロ当たり五〇〇ベクレルを大幅に上回った。
 野生キノコのセシウム検査が始まった周辺の県のうち、茨城県高萩市で採取されたチチタケからも暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出された。
 野生キノコは、山林の土や落ち葉に付着した放射性セシウムを吸収しやすい。セシウムの降下量が多かった地域の山林では、セシウムに汚染された野生キノコが多くなる。こうした山林では、セシウムを吸収した植物を食べる野生のイノシシやシカも、セシウムに汚染されやすい。
 実際、福島県内だけでなく、宮城県角田市や水戸市のイノシシ、栃木県日光市のシカからも、暫定規制値を超える放射性セシウムが出た。「セシウム検査をすれば、規制値を超えることがあると思っていた」と北関東の猟友会関係者。
 魚は養殖物以外は野生(天然)。暫定規制値を超える事例は、福島県沖の海底に生息していた魚種で目立ち、アユ、ワカサギなどの淡水魚でも出ている。
 赤城山のカルデラ湖である赤城大沼(前橋市)で取られたワカサギやウグイにも、放射性セシウムが暫定規制値を超えた例が八月下旬以降にあった。事故が起きた福島第一原発との直線距離は、約百八十キロ。ワカサギ釣りや紅葉などが楽しめる観光地だけに、漁協や観光の関係者らがショックを受けている。
◆チェルノブイリ後広範囲で深刻
 キノコやイノシシなどの野生動植物の放射能汚染は、一九八六年、旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故の後で深刻だった。被災地支援のために現地を三十数回訪れた「NPO法人チェルノブイリ救援・中部」(名古屋市)の河田昌東理事は、今のロシア、ウクライナ、ベラルーシの三国だけでなく、ドイツや北欧諸国などでも野生動植物の放射能汚染を確認。「ノルウェーのトナカイまでセシウム汚染が目立っていた」と振り返る。
 河田さんは「平地と違って山林での放射性物質の除染は難しい」として、チェルノブイリ事故後と同様、今回の事故でも野生動植物の放射能汚染が長く続くと予想。「チェルノブイリの教訓を生かし、日本でも自治体などが野生動植物をもっとしっかり検査すべきだ」と強調する。
 ウクライナやベラルーシなどでは、野生動植物の放射能汚染の危険性は国民に周知されている。国内でも、同様に意識を高める必要があるという。
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